【オーシャンステークス2021】予想と全頭の評価・コメント

コラム

オーシャンステークスの予想と全頭の評価・コメントを紹介します。

G1高松宮記念に向けての前哨戦。上位人気は順当に来るものの、二桁人気の馬が絡んできたり荒れる年もチラホラ。今年は抜けた実績を持った馬、圧倒的実力上位の馬はいないので混戦模様。是非予想の参考にしてみてください。

オーシャンSのコース概要

開催中山競馬場(開幕週)
コース芝1200m

オーシャンSを予想する前にチェック

  • 決着タイムは1分7秒前半~8秒台。(良馬場)
  • 先行馬でもあがりタイム34秒台前半必須。後方からのあがりタイムは33秒台が必要。
  • 特に枠に寄って有利不利はない。勝率、複勝率にも大差はない。しかし、最後の直線は内側も伸びるため大外のまくりは厳しい。
  • 8歳以上の馬の勝利なし。
  • 過去10年3~4歳で7勝
  • ナックビーナスが4年連続馬券内。割とリピーターレース。
  • 前走及び前々走で1000m直の馬は馬券内なし。

オーシャンSの全頭評価

ナリタスターワン

笹川騎手とともに地方からの参戦。オーシャンSは過去二度出走も二桁着順。また、9歳以上の馬の成績は(0.0.0.12)というデータもあり。ナリタスターワン自身もここ最近は地方でも成績振るわず。

中山芝1200m(0.0.0.2)
評価F

アルピニズム

条件戦を連勝して勢いに乗る4歳牡馬。初重賞での結果も期待されるが、ここまでの勝ちタイム的にはここでは足りない。ルメール騎乗ということで人気もより上がると思われますが、それで回収率も下がるならあまり買いたい馬ではない。むしろ人気吸ってくれる方がありがたい。

中山芝1200m(2.1.0.1)
評価C

カレンモエ

ここまで抜群の成績で勝ち上がってきた5歳牝馬。前走の京阪杯(G3)は1着のフィアーノロマーノに0.1秒差の2着。アンヴァル、シヴァージなど実力馬相手に先着したことに加え、あがり決着となったレースで唯一先行して粘った内容も非常に評価できる。中山競馬場は初ですが、どんな競馬場でも結果が出せているのでここでも問題ないでしょう。今回メンバーなら最も高い評価です。

中山芝1200m(0.0.0.0)
評価A+

ビアンフェ

前走のスプリンターズS(G1)ではスタートからモズスーパーフレアと競り合うもハイペースに撃沈して最後の直線で力尽き最下位着順に。前々走のセントウルS(G2)は決して内容が悪くなかっただけに、ここでの巻き返しはあっても全くおかしくはない。今回はメンバー的にも逃げれる可能性は十分あるので、ハイペースで自滅さえしなければ十分おもしろい存在。

中山芝1200m(0.0.0.1)
評価B

アンヴァル

以外にも中山での出走は初。重賞でもそれなりに良い結果は残せているものの、LやOPで凡走したりと不安定。後方からの差し勝負になったとしても、アウィルアウェイやラヴィングアンサーらには引けを取ってしまう。

中山芝1200m(0.0.0.0)
評価D

ヒロイックアゲン

重賞初挑戦となる7歳馬。条件戦とはいえ、これまで戦ってきた相手もそれなりに強いし、競ったレースができているのを見るとここで全く足りないということはないでしょう。週末の天気次第で馬場が渋ればワンチャンあっても不思議ではない。むしろ買い。ノーマークにしておくには怖い存在。

中山芝1200m(0.0.0.1)
評価C
※馬場が渋ったらBに評価UP

カイザーミノル

重賞初挑戦。前走の斑鳩Sからの距離短縮、斤量-1kgはプラス要素。短距離路線の方が合っていると思うし、実績以上におもしろい存在です。ただし、中1週とレース間隔が狭いのでそれがどう影響するでしょうか。また、前走に引き続きブリンカー着用です。

中山芝1200m(0.0.0.0)
評価C

コントラチェック

ターコイズSまでは非常に将来性を期待していましたが、中山牝馬S以降は人気を得ても凡走続き。何か復調のきっかけが欲しいところ。条件を落としても二桁着順になっているあたり買えるタイミングが難しい。

中山芝1200m(0.0.0.1)
評価D

エイティーンガール

G3なら十分通用する能力はあると思うので、今回坂井瑠星騎手から大野騎手へ乗り代わりは個人的にはプラス要素かなと思います。エイティーンガールも馬場が渋ったら評価を上げてもいいでしょう。

中山芝1200m(0.0.0.1)
評価C

ヴェスターヴァルト

実績も然りですが、ヴェスターヴァルトは1200mよりも1400m~1600mの方が良いのではないかと思うので、距離延長したときに買いを検討したい一頭。

中山芝1200m(0.0.0.1)
評価D

アストラエンブレム

前走は初の芝1200mで見事な勝利。今回も同じく中山芝1200mですが、前走は相手なりもLだった点、後方有利な展開だった点、また勝ちタイムを考慮すると、ここでも勝てるかと言ったら厳しいように思えます。

中山芝1200m(1.0.0.0)
評価D

キングハート

2018年の勝ち馬。そのときのレースは非常に強かったですが、8歳になった今それが再現できるのかは厳しい印象。ただし、穴を開けるとしたら中山だと思うので、次走以降で一発狙いたい馬ではあります。

中山芝1200m(1.1.1.10)
評価E

アウィルアウェイ

スプリンターズS(G1)3着の実績を持つ。後方からにはなりますが、今回のメンバーなら屈指の末脚の持ち主。しかし、外枠にいった分、まだ内が止まらない馬場で大外をまわしたら届かない可能性大。位置取り次第で大きく結果が変わりそう。

中山芝1200m(0.0.1.0)
評価A

アイラブテーラー

前走の京都牝馬ステークス(G3)では素晴らしい脚で追い込むも1/2馬身差届かず。同じ脚質で買うならアウィルアウェイを選択したいと考えるならば自ずと評価はワンランク低くなる。

中山芝1200m(0.0.0.0)
評価C

ダイメイフジ

中山芝1200mの巧者。2018年と2019年3着。近年はダートにも出走するなど、幅広くレースをこなしている。レース適性◎はわかりきっているし、追いきりも内容良くこなせているので基本的には買いの方向。

中山芝1200m(2.1.2.1)
評価B

ラヴィングアンサー

OPレベルでは自慢の末脚が炸裂して勝利するものの、重賞では未だ馬券内なし。ラヴィングアンサーも後方一気タイプなので、今回のメンバーや馬場、枠順を考慮するとそこまで良い評価とはならないか。

中山芝1200m(2.1.2.1)
評価C

評価まとめ

A+カレンモエ
Aアウィルアウェイ
Bビアンフェ
ダイメイフジ
Cアルピニズム
ヒロイックアゲン
カイザーミノル
エイティーンガール
アイラブテーラー
ラヴィングアンサー
Dアンヴァル
コントラチェック
ヴェスターヴァルト
アストラエンブレム
Eキングハート
Fナリタスターワン

オーシャンSの予想

今回は内枠に先行勢、外枠に後方待機勢が集まる枠順になった。最後の直線インコース、前寄りに居た方が良いのは明確なので、外枠の後方一気タイプの馬たちが道中どのポジションにつけるかは重要になるでしょう。いくらあがり良い脚を持っていても大外をまわしてまくるのは厳しいはず。

以上のことを考慮して、今回はこのような予想としました。

◎カレンモエ
○ダイメイフジ
▲アウィルアウェイ、ビアンフェ
△エイティーンガール、カイザーミノル、アイラブテーラー
☆ヒロイックアゲン