【シンザン記念の予想】全頭評価&コメント!ルーツドールの評価は?

コラム

シンザン記念の予想と出走馬全頭の評価を紹介します。

シンザン記念は、これまでにクラシック戦3冠馬オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、アーモンドアイをはじめ、ペルシアンナイト、ミッキーアイルなどG1馬を数多く排出している牡馬共に大出世レース。

果たして未来のクラシックホースは誕生するのでしょうか!?

今週の重賞追い切り情報

調教は重要な予想ファクターのひとつ。追い切りの内容、タイムを知ることで各陣営の狙いやその馬のメイチを知ることができるのです。

どんなに実績のある強い馬も叩きとして走るレースと本気で獲りに来たレースでは結果は大きく変わってきます。叩きのレースではどんなに人気を背負っても平気で凡走してしまいます。

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シンザン記念 全頭評価とコメント

オーマイダーリン

未勝利からの参戦だが、いまいち馬の強さが測りづらい。新馬戦で負けたサトノインプレッサはまだ次走なし、ノルカソルカは未勝利戦を惨敗。未勝利戦2着の0.2秒差のパリスデージーも未だ未勝利戦を勝てていない。牝馬ということもあり、ここはどうも馬券内に来そうなイメージがない。武豊という以外に買い要素が見当たらない。

評価C

カバジェーロ

新馬戦を道中2番手からあがり最速で勝利。12月にデビューしたばかりの馬だが、むしろ過去に新馬戦から馬券になった馬はみな11月以降と遅いので心配する必要は無さそうだ。前走1400mから距離延長というのが唯一のマイナス要素ではあるが、プラス要素もそれなりにあるのでここは是非馬券に入れておきたい一頭。血統は2年連続馬券になっている母父ダンスインザダーク。マイルながらもスピードとスタミナが求められるレースだけに合うのだろう。ダンスインザダークは距離延長が得意な血統なのでここはそこまで減点しなくても良いのではないだろうか。(※前走新馬戦の馬は1400m以下[0.0.0.18]という絶望的なデータは存在しますが・・。)父にはロードカナロアが入っているのでスピードもあり血統はかなり合っているはず。先行力もあるのでここは期待値高い。

評価A

コルテジア

3戦続けての京都。未勝利1800mで勝利してからのデイリー杯2歳ステークスは8着。馬自身はそれなりにレースを経験しているが、決め手が無い印象。血統的にもスピードが足りないように思える。雨で馬場が渋れば多少プラス要素にはなるが、ここは買いづらいか。

評価D

サンクテュエール

ノーザンファーム・キャロットファーム・藤沢厩舎・ルメール。これだけでも買い要素と言える組み合わせ。アルテミスステークスはリアアメリアに0.1秒差の2着。能力が高いことは間違いないだろう。しかし、リアアメリアが阪神ジュベナイルフィリーズで惨敗したように、アルテミスステークス組は一頭も次のレース以降馬券になっていないのだ。決して低レベルだったとは言わないが、嫌なジンクスではある。また、『【シンザン記念】過去10年の牝馬の成績まとめ』でも記述したように、シンザン記念で過去馬券内に来た牝馬は全て前走1着というデータもあるがサンクテュエールは前走2着。ファンや陣営の期待が大きいのはわかるが、ちょっと嫌なデータが多いのも事実。想定人気も高いので馬券妙味は低い。慎重に取捨を見極めたいところ。

評価B

タガノビューティー

朝日フューチュリティは惜しくも4着だったこともあり、ここはある程度人気しそう。しかし、前走は明らかに後ろ有利な展開だったことも事実。サリオス、タイセビジョンは強かったと思うが、3着グランレイ(13人気)、4着タガノビューティー、5着プリンスリターン(15人気)らは展開の利を得たからだと考えられる。ここも同じような強さを発揮するかと言ったら怪しい印象。シンザン記念も後ろからいくと思うので、いくら京都といえど最後届くかは微妙なところ。ただし、こちらも血統的には馬場が渋ったらプラス要素として評価を上げてもいいでしょう。

評価B

ディモールト

シンザン記念と相性の良いダンチヒの血を持つ。しかし、それ以外のプラス要素が見当たらない。芝は初出走。芝で変わり身のある血統でもない。むしろ芝からダートの方がいいタイプのはず。また、ダートとはいえ前走までのレースに買い要素も見当たらず。相当な雨で馬場が渋らない限りチャンスは無さそう。

評価D

ヒシタイザン

穴馬として推したいのがヒシタイザンだ。上手く逃げることができれば馬券内への期待がかなり大きい。というのも、シンザン記念は逃げ馬の成績が良好で連対率は50%というデータがある。また、当日の天気は曇もしくは雨予報。ヒシタイザンは母父にブライアンズタイムを持っており馬場が渋れば条件は良くなることは間違いないだろう。未勝利戦も重馬場で勝利している実績がある。ただし、前走2000mからマイルへの距離短縮がどう出るか。もしかしたら逃げれる程前に行けない可能性もある。

評価B

プリンスリターン

メンバー最多となるキャリア6戦目。意外にもキャリア5戦目以上になる馬は毎年馬券内に入っているので、これ自体は特にマイナス要素にはならなそうだ。重賞を3着、OP勝利の経験があるので、実績としてはむしろ良い。1200mから徐々に距離延長して今回は同距離というローテーションも良い。原田騎手は少し頼りない気もするが、馬自体の期待値はあり。対抗として馬券に入れることを検討したい一頭。

評価B

ルーツドール

ジャスタウェイ産駒初重賞制覇を狙うルーツドール。新馬戦はノーステッキで5馬身差をつけての圧勝。新馬戦なので相手関係もあるが、強い内容だったことに変わりはない。また、このときのタイム1:33:3はアルテミスステークスのタイムよりも1秒以上も速いタイムなのだ。もちろんタイムだけで力量を測ることはできないが、ここでの期待はかなり大きい。3歳牝馬ながら体重は前走で524kgと馬格もある。兄にはG1馬フィエールマン。ここを試金石としてクラシックでの活躍にも期待したい。

評価A+

ヴァルナ

前走は京都2歳ステークスではスタートをしっかり出て先行できていたものの、最後の直線で超大失速。前々走の1400mから2000mへの距離延長で走る気を無くしてしまったのだろうか。距離延長が得意なダンスインザダーク持ちだけに謎現象ではある。今回は距離短縮になるので、この馬にとってはプラスになるだろう。京王杯2歳ステークスのような走りができればワンチャンス馬券内はゼロではないが、先行馬が多い今回のメンバーでは買い要素も特に見当たらないのも事実。

評価C

評価まとめ

A+ルーツドール
Aカバジェーロ
Bサンクテュエール
タガノビューティー
ヒシタイザン
プリンスリターン
Cヴァルナ
Dコルテジア
ディモールト

馬券としてルーツドールを中心にカバジェーロ対抗。3連系はB評価までを流すイメージになりそう。