【マイルチャンピオンシップ2019】全頭の見解・コメント・評価

マイルチャンピオンシップ2019に出走する全馬に関するコメントと評価です。

今年はダノックスの2頭が1.2番人気になりそうですが、ちょっと不安要素もありますね。内枠に先行馬が固まったのも展開を大きく左右するかもしれません。

マイルチャンピオンシップ2019全馬コメント・評価

ダノンキングリー

前走は出遅れを巻き返す見事な勝利で改めてこの馬の強さを知ることができた。しかし、今回はどうだろう。まず騎手が横山典に乗り代わったことも不安要素。スタートが良くないだけに最内で包まれて大外まわすようならまず届かないし、鞍上も足を溜めすぎる傾向があるためその危険度は増す。また、前走は斤量に恵まれたのも事実。トップハンデのインディチャンプとは4kg差、ペルシアンナイトとも3kg差あったが、今回は1kgしかハンデに恵まれない。さらに前走の東京は外が伸びる馬場だっただけに、大外まくって強いという見方はちょっと違う気もする。期待も大きい馬だが、不安要素の方が大きいため、この人気だし軸にするのは怖い気もする。。

グァンチャーレ

7歳ながらも非常に安定した成績。読売マイラーズC(G2)2着、安田記念(G1)4着と十分一発ある雰囲気は持っている。しかし、過去データから7歳以上の馬の成績が著しく悪い。枠は最高に恵まれただけに、おそらく最後の挑戦になるであろうG1での好走を期待したい。馬券の3列目には入れておきたい一頭か。

マイスタイル

グァンチャーレ、ダノンプレミアムらと先行争いをすることになるだろうが、おそらくハナを切るのはマイスタイルになりそう。枠も申し分無いし、2000mを逃げ切れる持続力もある。重賞実績も十分だ。G1の挑戦は3歳クラシック以来となるが、馬券内は人気以上に期待できる。

レッドオルガ

マイルチャンピオンシップは非常に牝馬の成績が悪いのが、東京新聞杯(G3)では並み居る強牡馬たちをかわして2着入線の実績あり。鞍上もG1初挑戦となる。

インディチャンプ

安田記念勝利馬。ここを制して春秋制覇できれば種馬としての価値も上がるだけに、ノーザンファームも気持ちの入りようが違うかもしれない。ただ、マイル春秋制覇を成し遂げたのは過去10頭のみ。直近は2011年のモーリスまで遡る。かなりハードルが高いのは間違いない。福永騎乗停止のため鞍上は池添。乗り替わりがどう出るか。強い馬であることに違いはないので、消しにはできない一頭。

フィアーノロマーノ

人気も低くかなり軽視されているが、フィアーノロマーノは右回り芝1600mは4戦4勝している。特にダービー卿チャレンジ(G3)で勝ってきた相手なりは眼を見張るものがある。安易に消すのは危険かもしれない。

ペルシアンナイト

過去2年連続連対していることからこのレースが強いことは証明済み。近走の成績は決して良いとは言えないが、ここで一発巻き返しはかなり期待できる。ただし、騎手のマーフィーが吉と出るか凶と出るか。基本的にマーフィーは前で先行したがる乗り方をするので、ペルシアンナイトの足が最後残っているかどうか。

プリモシーン

プリモシーンも牝馬という不安要素はあるが、頼もしい材料としては昨年ステルビオを見事勝利に導いたビュイックが鞍上を務める。

クリノガウディー

朝日フューチュリティ(G1)で2着という成績を残しているが、ここではちょっと能力が足りないか。斤量の恩恵もそこまで無いので期待値は薄い。

アルアイン

前走の天皇賞秋14着は枠の不利もあったし度外視して良いだろう。タフな馬場や展開にも強い馬なので舞台は圧倒的にこちらのほうが合う。昨年同レースで3着、大阪杯でG1を制しているだけあって実績・能力ともに申し分なし。鞍上も世界のムーア。プラス要素しかない。

カテドラル

NHKマイルC(G1)3着馬。ただし、このレースレベルがそもそも高くないと思われる。ここを巻き返すのは厳しいか。

モズアスコット

昨年の安田記念(G1)勝利馬。昨年のマイルチャンピオンシップでは春秋制覇を期待されたが当日発汗などもあり惨敗。それ以来調子を落としていたが、前走で復調をアピール。昨年の借りを返せるか。

タイムトリップ

買い要素なし。

ダノンプレミアム

能力なら間違いなくメンバートップ。本来の力を発揮できればまず馬券内は逃さないだろう。しかし、外枠にいったのがどう展開に左右するか。先行馬が内枠に固まっているため、ダノンプレミアムがどの位置を走るかはポイントになりそう。ダノックス勢がG1不発なだけに何としてもここで勝ちが欲しい。

ダイアトニック

条件戦から勝ち上がりようやくG1の舞台へ。前走はスミヨンを背に見事に重賞制覇。この勢いでG1でも花を咲かせたい。あとは1600mへの適性がここで試されるか。

エメラルファイト

フジTVスプリングS(G2)で大穴を開けたエメラルファイトだが、ここは一枚足りない印象。今後1800mで出走するなら買い。

レイエンダ

予想で一番難しいのがレイエンダ。鞍上のルメールは人気薄でもことごとく馬券内に持ってくるので侮れないし、この馬自体決して弱くない。良いときと悪いときが極端な成績ではあるが、今回は大外になったことで案外思い切った騎乗ができそう。ルメールなら・・ルメールならきっとやってくれる・・！！