【ラストラン】有馬記念で引退した馬の成績まとめ!今年の該当馬は?

キタサンブラックデータ

一年で最も盛り上がるG1レース有馬記念。毎年、有終の美を飾るべく有馬記念を最後に引退する馬もおり、ディープインパクト、オルフェーヴル、記憶に新しいキタサンブラックなど数々の名馬が素晴らしいラストランを見せてくれました。

そこでこの記事では、その年に有馬記念で引退した馬たちの成績を調べてみました。※2011年以降

今年の該当馬は、リスグラシュー、レイデオロ、シュヴァルグラン、アエロリット、アルアイン、クロコスミアの6頭です。

有馬記念で引退した馬の成績まとめ

2018年

サトノダイヤモンド(牡5)

人気6人気
着順6着
騎手アブドゥラ
主な勝鞍有馬記念(2016年)、菊花賞(2016年)

クラシック全て3着以内、2016年有馬記念ではキタサンブラックを破って勝利するなど輝かしい成績を残したサトノダイヤモンド。しかし、凱旋門賞によるフランス遠征から一気にスランプへ。最後までファンの期待を背負うも引退レースでは掲示板に届かず。

スマートレイヤー(牝8)

人気16人気
着順13着
騎手戸崎圭太
主な勝鞍阪神牝馬S(2016年)、京都大賞典(2017年)

2017年京都大賞典では武豊の神騎乗により見事勝利。G1勝利は無いものの、8歳まで現役を続けファンを楽しませてくれた。

サウンズオブアース(牡7)

人気14人気
着順16着
騎手藤岡佑介
主な勝鞍重賞勝利無し

重賞勝利こそ無いものの、2016年ジャパンカップ、2015年有馬記念では2着の好走。ラストランは最下位となってしまうが、こちらも7歳まで現役を続けた。

2017年

キタサンブラック(牡5)

人気1人気
着順1着
騎手武豊
主な勝鞍有馬記念(2017年)などG1 7勝

G1歴代最多の7勝を誇った名馬。ラストランでも有終の美を飾って見せた。

クイーンズリング(牝5)

人気8人気
着順2着
騎手ルメール
主な勝鞍エリザベス女王杯(2016年)

ラストランとなる有馬記念では8人気ながら2着の好走。内枠の利を活かしたルメールの好騎乗が炸裂。非根幹距離が得意なクイーンズリングにとっては最高の条件が噛み合った結果となった。

ルージュバック(牝5)

人気10人気
着順5着
騎手北村宏司
主な勝鞍オールカマー(2017年)

こちらも非根幹距離が得意な牝馬として1800mでは無類の強さを誇った。ラストランも穴馬として期待されたが惜しくも5着。あがり最速を記録した。

ミッキークイーン(牝5)

人気5人気
着順11着
騎手浜中俊
主な勝鞍秋華賞(2015年)、オークス(2015年)

クラシック2冠牝馬。引退年ではエリザベス女王杯、宝塚記念で3着の好走を見せた。有馬記念も5人気の支持を得るも11着。

2016年

マリアライト(牝5)

人気6人気
着順10着
騎手蛯名正義
主な勝鞍宝塚記念(2016年)、エリザベス女王杯(2015年)

クラシック未出走ながらもG1 2勝の牝馬。ラストランも激走を期待されたが10着に。蛯名名物「有馬記念外枠」も影響はあったか!?

2015年

ゴールドシップ(牡6)

人気1人気
着順8着
騎手内田博幸
主な勝鞍天皇賞春(2015年)、宝塚記念(2013~14年)、有馬記念(2012年)などG1 6勝

芦毛の馬体が美しいG1 6勝の名馬。ラストランは1人気を得るも8着。こちらも8枠15番の影響はあったかもしれませんが、前走ジャパンカップ10着、前々走宝塚記念15着と力尽きていたのかもしれません。

2014年

ジェンティルドンナ(牝5)

人気4人気
着順1着
騎手戸崎圭太
主な勝鞍クラシック3冠、ジャパンカップ(2012~13年)

クラシック3冠、ジャパンカップ2年連続勝利など輝かしい成績を残した名馬。ラストランとなる有馬記念も見事勝利。

ジャスタウェイ(牡5)

人気3人気
着順4着
騎手福永祐一
主な勝鞍天皇賞秋(2013年)、安田記念(2014年)

遅咲きのハーツクライ産駒。晩年は海外含めG1 2勝。最後の有馬記念も3人気を得るが惜しくも4着。

トーセンラー(牡6)

人気8人気
着順8着
騎手武豊
主な勝鞍マイルチャンピオンシップ(2013年)

マイルチャンピオンシップ、天皇賞春とどんな距離でも好走。特に京都競馬場では無類の強さを誇った。ラストランは武豊の1枠1番ながらも8着。

ヴィルシーナ(牝5)

人気12人気
着順14着
騎手内田博幸
主な勝鞍ヴィクトリア(2013~14年)

ヴィクトリアマイル2年連続勝利の牝馬。ラストランは逃げを打つも力尽き14着。

2013年

オルフェーヴル(牡5)

人気1人気
着順1着
騎手池添謙一
主な勝鞍クラシック3冠、宝塚記念(2012年)

ステイゴールド産駒の最高傑作。難しい気性はあったものの、クラシック3冠をはじめG1 6勝の超名馬。日本馬初の凱旋門賞勝利という夢に一歩届かなったレースから見事ラストランを飾った。

2012年

ルーラーシップ(牡5)

人気2人気
着順3着
騎手ウィリアムズ
主な勝鞍QE2世C(2012年)

国内G1勝利こそ無いものの、現代では名種牡馬となり子供たちが活躍している。ラストランは人気に応える3着。

2011年

ブエナビスタ(牝5)

人気2人気
着順7着
騎手岩田康誠
主な勝鞍クラシック2冠、ジャパンカップ(2011年)など

クラシック2冠をはじめとしたG1 6勝の名牝馬。前年まで有馬記念2年連続2着、前走ジャパンカップを勝利とラストランも絶大の支持を得るが7着という結果に終わってしまった。

成績まとめ

その年に有馬記念で引退した馬たちの成績は(3.1.1.11)でした。

基本的には人気通りの着順が多いですが、晩年で全盛期から力を落としてしまった馬は人気よりも着順を落としているようですね。穴を開けたのは2017年のクイーンズリングくらいなので、ラストランで激走を期待できる馬はかなり条件が揃った馬だけになりそうです。

今年はクロコスミアが内枠を引けばかなり面白いかもしれませんね。